らぶり~タイワン人☆垣根の低い、ほっこりとする台北日々の出来事。
この何年かのネットニュースなどでたびたびお見かけしていた、「おもてなしの国ニッポン」 。
以前イギリス人の方が箱根の超一流旅館にご宿泊した際、規定外ではあるが長いフライトで疲れているので早めにチェックインさせてもらえないか?、のリクエストに、一流でありながらも「申し訳ございません」の一点張り。レストランですら休憩させてもらえなかったと、おもてなしニッポンなのか?との苦言のニュースが出ていましたが。
私もたびたびそんな思いはありマスー・・・この笑顔と声色だけがミョーに感じよく。実際イレギュラーを頼むと途端に機嫌の悪くなるあやしいおもてなし文化 。
コレは私に限ったことではなく、海外在住の二ホンの方ならあるあるニッポンで、どうやらみな同じ思いなようで 。
でも。
おおざっぱで、あっけらかんと
したタイワンにも、これぞ
ホントのおもてなし!!!
と思えるコトガラ
じつは毎日多々 。
たまにお邪魔する日系レストラン、松高微風の「TSUKUMI」。
二ホンのレストランも来台当初はばりばり二ホン気質なのですが、あっという間にタイワン色に染められますー (笑)。
(注:染まらなかったカイシャはあっという間につぶれますー)
お食事後にオーダーした抹茶かき氷。
うぬぬこまった・・・食べるウチ、下のかき氷部分の味がなくなってしまい。
「ごめんねー・・・コレ、抹茶とシロップ、味がなくなっちゃったんだけどー・・・」と言うと。
ビックリすることもなく嫌なカオもすることなく、
「ちょっと待ってねー」と。
こうなりました~、ちゃーんと抹茶をまたふんだんにたしてくれマス(笑)
今度は先日、タイワンへ戻る際の羽田空港免税店で。
アーデンだったかな?のお姉さん、私の問いかけに、
「それならウチのこのリップクリーム。すごくいいよ!8000円!」
えええええー?!私が探していたのはリップクリーム。
リップで8000円はちょっとねえ~・・・ と、言うと。
私の腕をぐいとつかんで小さな声で、
なんとなくなまりあるニホン語。胸にはカタカナのお名前プレート。
「ねえ、アナタはなに人?」
「台湾人だよ」
と。
「そういうお客さんサイドに立ったサービス、いつも受けてきたよ~タイワンで!いつもすごくうれしいよー」
というと。今度は真顔で、
「だってお金払うのお客さんじゃない?だったら損したらかわいそうじゃない?」と・・・。
さらに思い出すはちょっと前の5月の端午節のお話。
飛び交う習慣があり、とにかく
「お母さんが作った」
「おばあちゃんが作った」
「ホテルで取り寄せした」
とか。
冷凍庫にパンパンになるあの
季節のこと。
ファミリーマートのレジでお客さんの一人の女性が、
「このちまき。レンジであっためて~」
と。
えええっ?!
いくらなんでもそれはダメでしょう!
それをあっためてもらって、ファミマのお席でどうやら食べようとしているらしい(もちろん飲み物くらいは購入して)
いくら冷たいものは食べるのがキライなほかほかタイワン人でも、そんなおうちからのモノ・・・ と思う間もなく。
「可以啊~(いいよ~) 」とお店のおにいちゃん。
と、おもてなしサービスの話はどんどんと続いていくのですが。
垣根の低いタイワン人、今度はレストランで。
先日二ホンから買って帰ってきたアリエールのボール洗剤を、タイワン人のお友達にプレゼントしていた時のこと。
「これなあに?」との友達の問いに、
「うん、コレね。別のタイワン人のお友達から頼まれて買ってきたの。みんなにも買ってきてみたよー、室内干しすると洗濯物が臭くならないし、液体よりボールだから便利なんだって!」。
すると。
「へえ~!そうなの?知らないわ!私も二ホンにこの前行ったけど。見たことなかった。」
との声それは・・・私たちのテーブルの食器を下げていたウェイトレスのおばちゃん 。
そしておもむろにポケットからケータイを取り出し、
「この次行ったとき、私も買ってくる!撮っていい?」と、写真を一枚(笑)。
「あはは、そんな欲しいなら私もまた二ホンに帰るから。買ってきてあげるよー」
と言うも、
「いいの!いいの!私もすぐ二ホンに遊びに行くから!」
と。
そしてそのレストランから乗ったエレベーターの中で、お友達。
「ねえねえ、暑いし、外に出ないでも行けるデパートの中でこれからお茶にしようよ。」
「ココからだとどこが便利?SOGO?三越?」
との会話に、見知らぬおばちゃん、
「それだったら忠孝東路のSOGOのカフェがいいよ」
と。
すなおにSOGOに行った私たちだったのデシタ・・・。
大好きな榮星公園、
自然やリスと触れ合えることだけがお気に入りの理由ではなく、
みんながそれぞれ
思い思いに好きな
時間を過ごして
いて、
台湾将棋。
話しかけるとみな
笑顔で気さくに
答えてくれますー、
おじいちゃんのお世話役さんの
はずのメイドさんが、座談会に
参加していたり
なんでも親切。
なんでもアットホーム。
なんでも上下がない。
なんでも気軽。
ほよよんタイワン、いつもいい日和 。
ほよよん